艶と味わい。木の塗装と自然素材
木部を美しく見せ、傷や汚れから守る塗装は
家の材料になってからも呼吸をし続ける「木の性能」を妨げることなく
樹木本来が持つ味わいを損なわず、引き立てるもの、それが条件です。
シックハウス症候群など、化学物質がもたらす弊害は、かつて社会問題となりましたが
今では改良されて人に、環境にやさしい塗料が多く出ています。
ここでは、昔から日本にある自然素材を主原料とするふたつの塗料をご紹介します。
【漆】
日本古来の塗料のひとつ。ウルシの木の樹液である「漆」は
湿気や熱に強く、高い耐久性を持つ塗材です。おもに食器や家具に使われていますが
上がり框や床柱など、住まいの塗装にも使われます。
【柿渋】
柿の搾り汁を発酵さっせて作る柿渋は、唐傘に塗られるなど
古くから耐水性や防腐性が必要な場所に使われてきた塗料のひとつです。
おもに、外部に使用し、上から撥水材を塗布することもあります。
塗料ではありませんが、精米の過程でできる米ぬかは、適度な脂分を持ち
古くから木の手入れに使われてきた素材です。
ガーゼに包んだ米ぬかで木部を磨くと、しっとりとした木目になり
適度な耐水性と光沢を得ることができます。
こうした自然素材は、一度塗れば塗替え不要というような高性能ではないぶん
暮らしながらのお手入れも必要となるものの、木の色合いの変化を感じながら
磨いていくのも、暮らしの楽しみと言えるかもしれません。
大阪府寝屋川市にある「下村塗装」では
住まいのあらゆる塗装全般を専門に扱っている会社です。
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見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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2021.09.20